フランス領ギアナで採集調査に記録され、現行CoLが同種の亜種として扱うloehkeniはブラジル北部アマパー州から知られます。1990年代のフランス領ギアナの森林調査では二次林で1羽が捕獲され、1967〜1968年のアマパー採集ではloehkeniが開花中のインガの木を訪れていました。
Grantsau (1969) はT. nigerの下面を、属内の他種と異なるほぼ黒色として記しています。同じ論文が当時別種T. loehkeniとして記載した成鳥オスは暗い青銅緑色の背、黒い顎と喉、赤みのある黄土色の喉斑、淡い灰黄土色の腹を持ち、成鳥メスは全体に似た色合いながら腹が明るく喉斑が淡いと記載されました。後者は現在CoLがT. niger loehkeniとして扱うアマパー型の記載です。
Reynaud (1998) のシンナマリー川流域の1990年代のかすみ網調査では、T. nigerが二次林で1羽捕獲されています。これは局地的な記録で、生息地の選好や一般的な個体数を示しません。Grantsauはアマパー州セラ・ド・ナビオの森林とアマパリ川の間に二次的な茂みがあると記し、現在の亜種loehkeniの標本を、開花中のインガの木を訪れているときに採集しました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。