群れで水辺に集まり、日本には主に冬に渡ってくるカモメです。
成鳥の頭は繁殖期に濃い茶色になり、それ以外の時期は白っぽく、耳のあたりに黒い斑があります。
スウェーデン南西部では、ユリカモメの繁殖地が都市か農村かで、親鳥が使う餌場の地図が変わっていました。1990年代の調査で、小さな都市の繁殖地では、ごみ処分場を除く観察群の約7割が芝地で餌を探し、大きな農村の繁殖地では裸地43%、まいたばかりの畑20%、牧草地14%に分かれました。
ひなが育つ時期になると、親鳥が餌を探す平均距離は、抱卵期より都市で1.6kmから2.7km、農村で8.4kmから9.9kmへ伸びました。ごみ処分場にも鳥が集まりましたが、スキョーヴデの処分場が閉鎖された後も小さな繁殖地のつがい数に変化はありませんでした。見かけの集中だけでは、ある餌場が繁殖地を支える決定的な資源かどうか分からないことを示す記録です。記録されたのは、この2か所の繁殖地と1990年代の様子です。
IUCNレッドリスト · 低懸念(Least Concern, LC) · 世界全体(種レベル)
BirdLife InternationalのIUCN世界評価は、ユリカモメを2018年に低懸念(LC)と判定し、世界全体の個体数傾向は不明としています。地域の動きは一様ではなく、資料では欧州個体群が1990〜2013年に中程度減少した一方、北米の調査対象集団は40年間で361%増えたとされます。ただし北米の調査は分布域の半分未満をカバーしていました。欧州では43の海域重要生息地とEUの928特別保護地区に含まれ、保護地の管理計画や監視も記載されています。