ユーラシア原産の地上性の鳥で、草地や畑を親子の群れで歩き、地面の種子を拾います。北米の個体群はヨーロッパから移入されたものです。
丸みのある体に赤茶色の顔と尾、脇のしま模様があります。腹には濃い色の斑が見られます。
ヨーロッパヤマウズラは、草地や穀物を育てる畑で暮らす鳥です。地面の植物の芽や種を食べ、草が密に生える場所に巣を隠します。ひなは昆虫を食べて育ち、成長すると植物の芽や種も利用します。畑に残る草や種は、鳥の食べ物と身を隠す場所になっています。
2009年の研究では、ポーランド南西部のブロツワフ近郊で、ヨーロッパヤマウズラのふん二十三点が調べられました。試料は2004年一月、かつてジャガイモを育てた休耕地で集めたものです。ここにはアオゲイトウが多く生え、調査前には四羽の群れが見られていました。
ふんの中では多くの種の殻が砕けていましたが、アオゲイトウの種十八個などは形を保っていました。研究者が保管後の十八個をまくと、三個から芽が出ています。鳥が種を食べると、多くは砕かれ、一部は芽を出せる状態で体を通り抜けていました。種を拾う一つの行動が、植物に異なる結末をもたらしていました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
英国のGame & Wildlife Conservation Trustは、巣を隠す草と、ひなが食べる昆虫がある農地を保つことを勧めています。生け垣の根元に前年の枯れ草を残し、畑の中にも草の帯を設ける方法が挙げられています。草が残る畑のふちと、その隣の穀物畑を合わせて管理し、子育てに使える場所を確保することが地域の保全策です。