熱帯低地の森の地面で暮らす大きな鳥です。姿は見つけにくい一方、朝夕に響く二重の口笛のような声が知られています。
尾がほとんど見えない丸みのある体で、背は温かみのある茶色、腹側は灰色です。脚も灰色です。
オオシギダチョウは、中央・南アメリカなどの熱帯林で地面を歩き、果実や種、小さな動物などを食べます。褐色の羽は林の下の景色になじみますが、卵は青緑色で、つやのある表面を持ちます。親鳥の地味な姿と、卵の鮮やかな色が並ぶことが、この鳥の子育ての特徴の一つです。
卵殻の光沢を調べた研究では、飼育下のオオシギダチョウが産んだ三個の卵などが使われました。表面の薄い層がとてもなめらかで、光を強く反射することが示されました。その層を取り除くとつやは失われましたが、卵のもともとの色は残りました。青い色と鏡のような光沢には、異なる要素が関わっています。
卵を温め、かえったヒナを育てるのはオスです。メスが別のオスの巣へ卵を産みに向かう間も、子育ては続きます。夜には地面より上の枝で休むことがあり、日中の食事と休息では森の異なる場所を使います。卵の表面の小さな構造も、親が過ごす森林も、この鳥の暮らしの一部です。
IUCNレッドリスト(保全機関の種紹介掲載) · 低懸念(LC) · 世界
狩猟や森林の減少が脅威です。コスタリカの狩猟を防いだ地域で行われた調査では、原生林だけでなく再生した森林なども利用されました。森林の回復と狩猟への対策を組み合わせることが、保全上重要です。