南アメリカ中部の森林にすむホエザルです。長い尾で枝をつかみ、主に木の葉を食べます。
成長したオスの毛はふつう黒く、メスは黄褐色やオリーブ色です。子は金色の毛で生まれます。
ブラジルのパンタナール地方の1か所で、クロホエザルが鳴く時間と季節を1年間録音して調べた研究があります。自動で鳴き声を見分ける方法を使い、鳴き声があった録音の89%からこの種の声を見つけました。分析にかけた時間は録音時間の2%でした。
声は一日のうちでは夜明けごろに最も多く、年間に記録された声の74.9%が雨季に集中し、11月と12月に活動が最も高まりました。調査地では花や果実が多くなる時期と声の増加が重なり、研究者は餌場を守る役目を可能性の一つに挙げ、ほかの目的も考えられると述べています。空気の湿り気が高いほど声が少なくなる傾向でしたが、最低気温とは関係がありませんでした。結果は、パンタナールの1地点で1年間録音した声の傾向を示しています。
IUCN Red List of Threatened Species · 準絶滅危惧 (Near Threatened, NT) · 世界全体
IUCNの世界評価では準絶滅危惧(NT)で、個体数は減少傾向です。2015年の評価では、3世代の36年間(2004〜2040年)に25〜30%減ると推定され、生息地の減少、狩猟、黄熱病などの病気への弱さが理由に挙げられています。この評価には更新が必要と記されています。別に、アルゼンチンの国立公園局の生物多様性情報システムは、SAREMによる同国の2025年区分を危急(VU)と掲載しています。