南米のアンデス山地にすみ、顔の淡い模様で知られるクマです。
毛はふつう黒く、目の周りや胸の白っぽい模様は個体ごとに異なり、模様のない個体もいます。
ペルー南東部の高地草原で、アンデスグマはどの植物でも同じように食べるわけではありませんでした。2017年7月から2018年8月に、研究者はプヤ属の植物11,613株・2,895群落を調べ、クマの採食を利用可能な植物の6.8%、群落の16.7%で確認しました。クマはプヤ・レプトスタキアを別種より選び、乾季や若い葉の多い密な群落で採食する傾向がありました。
採食確率のモデル値は雲霧林の縁から約130メートルで最も高く、400メートルを超えるとほぼゼロまで下がりました。森が隠れ場所になる可能性を著者らは挙げていますが、調査で採食が確認されたのは国立公園外では1回だけです。高地草原の管理では森との境界や植生の状態も見守る価値がありますが、結果はこの場所・期間の採食記録で、アンデスグマ全体の食性や個体数を表すものではありません。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
この調査では、高地草原のプヤ群落の利用に植物種・成長段階・季節の偏りがあり、採食確率は雲霧林の縁近くで高くなりました。草原と森林の境界、若い植物を含む群落、家畜利用の状況を地域単位で見守る手掛かりになります。ただし、公園外の採食記録は1回だけで、家畜の影響を広域の傾向として結論づけていません。正式な保全区分・評価日は確認できていません。