頭に金色の冠のような飾り羽を持つツルです。成鳥は体が黒っぽく、頬には赤と白の部分があります。
短い灰色のくちばしと黒い脚を持ちます。幼鳥は頭が茶色がかり、成鳥のようにはっきりした頬の模様がありません。
カンムリヅルは、アフリカの水辺や草地に暮らし、草の種や昆虫、小さな動物などを食べます。黒っぽい体と、頭に広がる金色の羽が特徴です。つがいは声を合わせて鳴き、結びつきや縄張りに関わるやり取りをします。目立つ頭の飾りに加え、声も仲間との関係を支えています。
子育ての場所と餌の場所を行き来する暮らしも報告されています。2019年の保全戦略には、セネガルで親鳥がヒナを湿地や川の島に隠し、離れた田んぼへ餌を探しに出かける例が紹介されています。ヒナの隠れ場所と、親の食事を支える田んぼが、一家の暮らしの中でつながっています。
湿地の水が減ったり、巣の近くへ人や家畜が入り込んだりすると、子育ての環境が変わります。保全活動では巣の場所を守るだけでなく、周囲の農地や水の流れも課題になります。地域の人と協力し、水辺の利用と鳥の暮らしを考えることが、このツルを守る取組につながっています。
IUCNレッドリスト(保全機関の種紹介掲載) · 危急(VU) · 世界
湿地の減少や環境の変化、違法な捕獲、毒による被害、人による妨害などが脅威です。分布や脅威を調べる調査、地域と協力する湿地保全、エチオピアの重要な水辺を守る活動などが進められています。