南アメリカにすむイヌの仲間です。赤みのある毛に、細長い足と大きな耳が目立ちます。
足の下の部分は黒く、首から背中にかけて黒い長い毛が立ち上がります。胴は細く、耳は大きく立っています。
ブラジル南東部ミナスジェライス州のセラードで、研究者はユーカリ植林地に囲まれた在来植生の一角から、2017年から18年にタテガミオオカミのふん84個を集めました。中には植物と動物を合わせて27種類の食べ物が見つかり、「オオカミの果実」と呼ばれる植物(Solanum lycocarpum)の種はすべてのふんに含まれていました。
研究者は、ふんから取り出した種と、熟した果実から採った種を、いくつかの条件を変えながら発芽させて比べました。37日間の試験では、ふん由来の種は52%が発芽し、果実から採った種は2%でした。この結果は、タテガミオオカミが果実を食べるだけでなく、その種を芽吹ける状態で運ぶ役も担うことを示しています。
IUCNレッドリスト · 準絶滅危惧(NT) · 世界全体
IUCNレッドリストの世界全体の評価では、タテガミオオカミは準絶滅危惧(NT)です。評価日は2015年8月13日、掲載年は2015年です。ブラジル国内の評価は別にあり、ICMBioが2025年に公表した評価表では危急(VU)に分類されています。IUCN評価書は、農地・牧草地への転換、道路での死亡、人による迫害、飼い犬由来の病気を脅威に挙げています。