額に青灰色の兜のような突起をもつ大きな黒い鳥です。成熟した山地林の地面を、つがいや小群で歩きながら果実や種子を探します。
全身は黒く、額に青灰色の兜状突起があり、くちばしと脚は赤色です。腹は白く、尾の先にも白い部分があります。メスには褐色で縞のある型もいます。
カブトホウカンチョウは、頭の上に青みを帯びた大きな突起を持つ鳥です。コロンビアとベネズエラの山地にある、密な森林や雲霧林に暮らします。木の実などを探す暮らしでは、森林の低い場所をよく使います。目立つ頭の飾りを持ちながら、人が入り込む場所では姿を見つけにくい鳥でもあります。
コロンビアのタマ国立公園では、2006年末から2008年末にかけて、森林の道を繰り返し歩く調査が行われました。合計四百九十キロを歩いて得られた四十件の目撃のうち、三十二件は地上での記録でした。木の中ほどで七件、樹冠で一件がありました。調査で見つかった姿の多くは、足元に近い森林の層にありました。
調査地の南部は、川の水が少なくなる乾季にも利用されていました。研究者たちは、生息を支える森林とともに、成鳥の狩猟や卵、ひなの持ち出しを保全の課題として挙げています。鳥が食べ物を探す場所を知り、その森で子育てを続けられるようにすることが、山地の個体群を守ることにつながります。
IUCNレッドリスト · 危急(VU) · 世界
IUCNの2023年二月評価は危急です。森林の減少と狩猟が脅威で、食用のほか、頭の突起を装飾に使うためにも狩られます。タマ国立公園などに生息し、保護区の内外で森林と繁殖する鳥を守ることが保全上の課題です。