北米の湿った森で繁殖し、冬は南米で過ごす渡り鳥です。林の地面を跳ねながら昆虫や果実を探します。
多くの個体は背中が温かみのあるシナモン色で、喉に小さな斑点があります。北西部と北東部の個体群では、より暗い茶色になる傾向があります。
ビリーチャツグミは繁殖期に昆虫や小さな無脊椎動物を多く食べ、晩夏から秋には果実が食事の中心になります。研究者は南米で初めて定着する時期に注目し、GPS発信器を付けた9羽の12月から2月までの位置を調べました。
ビリーチャツグミは北米で繁殖し、南米では二度の定着期の間に熱帯域内を移動します。研究者はGPS発信器を付けた9羽を追い、最初の定着期にあたる12月から2月までの位置を調べました。追跡記録と同じ場所で複数個体が確認された過去の記録を合わせると、ブラジル盾状地の標高約200~750メートルにある、栄養分の乏しい土壌の低木状森林との結び付きが見られました。高地のセラードや白砂の森林も含まれます。
次の熱帯内移動の前には、ひとつの場所に長くとどまる個体、位置を変えながら短くとどまる個体、休まず移動し続けるように見える個体の三つの行動型が記録されました。南米の初回定着期には、一地点にとどまる個体も、移動を続ける個体もいました。繁殖地と越冬地の間を一度移動するだけではない、南米での暮らしがGPS記録に表れています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
ブラジル盾状地で確認された低木林は分布が限られ、人による土地転換で強く脅かされていると論文は報告しました。著者らは、この生息地の限られた分布と近年の個体数減少を理由に、ビリーチャツグミの世界的な保全区分を見直すべきだと提案しています。