大きな前向きの目が目立つスローロリスです。夜は木の上を移動し、花の蜜や樹液、果物、小さな昆虫を食べます。
丸い頭と短い口先を持ち、前向きの大きな目と目の周りの濃い模様が目立ちます。毛は灰色がかった色から赤茶色で、背中に濃い筋があります。
2006年、インドネシア・ジャカルタの霊長類センターで、野生動物取引から保護されたスローロリス34頭の体や毛の特徴が測定されました。保護された場所はジャワ島ですが、個体の生まれた場所は分かっていません。研究者は体格や顔の模様など32項目を記録し、過去の分類と照らし合わせて、保護個体の形態を調べました。
統計解析では4つの形態グループが示され、そのうち1つはスンダスローロリス(Nycticebus coucang)、別の1つはジャワスローロリス(N. javanicus)に対応しました。残る2群も、当時知られていた分類群に近い特徴を示しました。救護されたスローロリスを保護施設で扱ううえで、体の特徴を記録して分類することが研究の焦点でした。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
取引から保護された34頭の分析では、スンダスローロリス型を含む4つの形態群が示されました。著者らは、救護個体を分類して保護施設で管理することが保全計画に役立つと述べています。