アジア最大のシカで、森や沼の近くで植物を食べます。
毛は濃い茶色から黒色です。オスは首に密なたてがみがあり、枝分かれする角を持ちます。
中国の貢嘎山国家級自然保護区では、2012〜2021年の9年間、493地点に置いたカメラの記録を使ってサンバーの分布を調べました。サンバーは153地点で確認され、独立した撮影記録は5,203件でした。環境の条件から適した場所を計算すると、保護区内で約693平方キロメートルに広がると推定されました。カメラは標高1,930〜4,752メートルに置かれました。
サンバーの活動は6〜8時ごろと19〜21時ごろに盛んでした。比較されたtufted deer(Elaphodus cephalophus)も明け方と夕暮れに活動しましたが、季節別のピーク時刻には差がありました。両種の適した生息地は656.67平方キロメートルで重なっていました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
著者らは、保護区の9年間のカメラ記録による生息地と活動時間の結果を、この地域や青海・チベット高原東南端での保全策に役立つ科学的情報と位置づけています。