東アジアの、木のある集落や市街地などにすむ鳥です。日本では、子育ての時期が終わると群れでねぐらに集まります。
くちばしと脚は橙色です。
ムクドリは、夏から秋にかけて、翼や尾の羽を生え替えます。翼では、初列風切が内側から外側へ、次列風切が外側から内側へ入れ替わります。若い鳥の風切羽も、成鳥と同じ順序で生え替わります。
2019年の研究では、大阪府の近畿大学東大阪キャンパスにある集団ねぐらで、2008年と2009年に落ちた羽を集めました。朝の清掃が始まる前に拾った翼と尾の羽は、合わせて1万292枚です。研究者は羽の形や軸の曲がり方を見本と比べ、翼のどこに付いていたか、成鳥か若い鳥のものかを分けました。季節が進むにつれて、よく落ちている羽の位置は、翼の内側から先の方へ移っていきました。若い鳥の翼の羽は、おとなの鳥より遅い時期に多く集まる傾向がありました。群れが一緒に眠る木の下には、体の装いを少しずつ新しくしていく、夏の暮らしの跡も残っています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
市街地の集団ねぐらでは、鳴き声や糞による生活上の被害と、ムクドリとの共存が課題になります。千葉市の2026年10月更新の案内は、公共施設や街路樹などで汚れた場所の清掃を対応策として挙げています。音による追い払いは慣れで効果が薄れる場合があり、枝を剪定したり木を覆ったりしても、近くの木や建物へ群れが移る場合があると説明しています。地域の管理者が相談を受け、場所に応じた対応を考える取り組みです。