オスの明るい黄色い頭と翼の白い二本線が目を引くセキレイです。ポーランドの繁殖研究では、湿原の草地管理と近くのヨシ原が営巣場所の選択に関わっていました。
オスは頭・のど・下面が明るい黄色で、首は黒く、背は濃い灰色です。翼には白い線が二本あります。メスは黄色味が弱く、通常は首に黒色がありません。
キガシラセキレイの渡りを追うため、研究者はポーランドで繁殖するオス1羽に光を記録する小型の装置を付けました。装置の記録から、繁殖地とパキスタンの非繁殖地を結ぶ約10,420キロの移動が分かりました。この1羽は、カスピ海の南を通る予想外の道を進みました。
秋には920キロと2,240キロの長い移動があり、研究者は乾いた山地や砂漠を越える飛行と考えました。2,240キロの区間は84時間続き、イランとパキスタンの乾燥地を横切りました。追跡記録からは、夜間も飛行した可能性が高いと考えられています。春には秋と異なる、より南側の道を戻りました。秋の渡りは、最初の滞在地を含めると70日続き、南部のインダス川河口付近で越冬しました。春の移動は3月19日に始まりました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
もっとも長い移動の前には、渡りの途中で最長となる滞在がありました。研究者は、この場所で砂漠を越えるためのエネルギーを蓄えた可能性を示しています。追跡された1羽の道筋は、乾燥地の前に立ち寄る場所が渡りを支えることを示す記録です。