アフリカの森にすむ、長い白い飾り毛を持つ葉食いのサルです。
成長すると黒い体の両脇に白い毛が垂れ、長い尾の先に白い房があります。
エチオピアのウォフ・ワシャ森林で、アビシニアコロブスの2群を12か月調べた研究があります。一方は自然林、もう一方は隣接する植林地で暮らしていました。自然林の群れは30種の植物を食べ、植林地の群れは18種を食べました。どちらも若葉が中心ですが、自然林の群れは成熟した葉や枝先を多く食べ、果実や茎は少なめでした。
植林地ではマエサ・ランケオラータの葉が多く、自然林ではベルノニア・レオポルディが食事で最も大きな割合を占めました。食べた植物の上位5種は、植林地の群れでは食事の83%、自然林では70%を占めました。植物調査でも、食べ物になる若葉は自然林で月ごとに多く見つかりました。同じ亜種でも、二つの群れの食べ物の組み合わせは異なっていました。
IUCN Red List (IUCN SSC Primate Specialist Group) · 低懸念(Least Concern, LC) · 世界全体
IUCNの2025年世界評価では、アビシニアコロブスは低懸念(LC)です。分布が広く、多くの保護区で普通に見られる一方、個体数は減少傾向にあり、一部では脅威にさらされています。地域によっては、木材のための伐採や自然林の農地・植林地への転換、食肉目的の狩猟が問題です。評価日は2024年2月5日です。