オスとメスは、頭から胸が暗い赤茶色です。
脚には濃い輪模様があり、腹部は灰色がかった茶色とベージュのまだら模様です。
Austrarchaea hoskiniは、オスとメスで、長いあごの前面の毛に違いがあります。オスには短く束になった毛があり、メスにはその追加の毛がありません。体の色がよく似た両者にも、小さな部分に性別ごとの違いがあります。
二〇一二年の研究では、オスの口元にある生殖に関わる器官の形を、クイーンズランド州北東部の仲間と比べています。研究者は、同じ向きから見た図を同じ縮尺で並べ、五つの型に整理しました。本種の形は、その中の一つの型を代表しています。
本種の器官には、先のとがった大きな板と、丸いひれのような突起があります。別の細い部分は輪を描き、下から見ると八の字のような形をつくります。これらの形や向きの組み合わせが、この種を見分ける手がかりになりました。体長三ミリメートルほどのオスにも、顕微鏡で初めて追えるような、細かなつくりが詰まっています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
二〇一二年の原著は、本種の保全状況を判断するための情報が不足しているとしています。知られた採集地域のマウント・エリオットは、ボウリング・グリーン・ベイ国立公園にあります。公園管理機関は、外来の植物や昆虫、土に含まれる病原体の持ち込みを防ぐため、訪問前に車や靴、野外用具をきれいにするよう案内しています。こうした公園全体の環境保全とともに、過去の採集地の周辺で、本種が暮らす雨林の状態や生息を調べることが手がかりになります。