東南アジアの熱帯林にすむ小型のクマです。短い黒い毛と丸い耳を持ち、胸には淡い模様がある個体が多くいます。
胸の模様の形には個体差があり、模様がない個体もいます。大きな足に、曲がった爪がついています。
マレーグマは、東南アジアの熱帯林にすむ小さなクマです。長い爪と力強い前足で木を開き、中の虫や樹液を探します。特に長い舌は、木のすき間や虫の巣の奥へ届き、はちみつや昆虫を取るのに役立ちます。果実もよく食べるため、森はすみかと餌場の両方になります。
サンディエゴ動物園の研究では、飼育下で生まれた4頭の子の成長を追い、母親との関わりや乳離れまでの様子を調べました。繁殖に関わる体の変化や、母子の行動、周囲の音が母親と子に及ぼす影響も研究され、飼育下での繁殖管理に使われています。
野生では、農地づくりや伐採による森林の減少、肉や体の一部を目当てにした密猟、ペット取引が脅威です。作物を食べることで人と衝突する場合もあります。保全には、生態や繁殖の研究に加え、地域での教育や、農地と森林の関係を改善する取組も含まれています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
農地づくりや伐採で森が失われ、密猟やペット取引も脅威です。作物を食べることで人と衝突することもあり、地域での教育や、森林を守るための協力が進められています。