北アメリカの川や湖にすむ動物です。木の枝や泥でダムや巣を作り、水辺の環境を変えます。
幅広く平たい尾と、木をかじる橙色の前歯が目立ちます。前歯は生涯伸び続けます。
アメリカビーバーは、枝や泥で流れをせき止めることがあります。木をかじる前歯は生涯伸び続け、幅広い尾は危険を知らせるときにも使われます。家族で暮らす個体のほかに、家族に属さず行動する個体もいます。カナダの調査では、家族の一員かどうかによって、使う場所の広さに違いがあるかが比べられました。
カナダのマニトバ州南東部で、繁殖するペアと子のいる巣を使う個体と、それ以外の個体の行動圏を比べました。夏には、家族で暮らす25頭の行動圏は平均7.74ヘクタール、家族に属さない9頭では17.56ヘクタールでした。秋の比較では、家族個体23頭とそれ以外の4頭の間に、行動圏の広さの明確な差は見られませんでした。
危険が近づくと、幅広い尾で水面を打って仲間に知らせます。木をかじる前歯と、水面で使う尾には、それぞれの働きがあります。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
過去には毛皮のための捕獲で、多くの地域から姿を消しかけました。生息地の減少や汚染の影響を受ける一方、かつての生息地へ戻す取り組みも行われてきました。