ホンジュラスの山地で記録された小型のトガリネズミです。2015年の記載で調べられた標本は、成獣メス1個体でした。
記載標本の毛は茶色で、毛の根元は灰色でした。前足は幅広く、爪も長く幅広い形です。保存標本の毛色は褪せた可能性があります。
1995年五月十九日、ホンジュラスの山で見つかったこの種のメスは、お腹に四つの胎仔を宿していました。大きさは、それぞれ約五×四ミリでした。山の小さなトガリネズミの、繁殖中の姿が残された一例です。
このメスを詳しく調べた2015年の研究では、頭骨や前足の骨が、ほかの山地のトガリネズミと比べられました。頭骨は細かな場所を測り、前足はエックス線の画像でも形を確かめています。歯や頭の骨、前足の組み合わせから、サンタ・バルバラ山地の個体は独立した種と認められました。
標本の上あごの奥歯には、先端や稜に赤い色があり、歯のくぼみにも淡い赤色が及んでいました。外から見える茶色の毛だけでなく、数ミリの歯の並びや形にも、この小動物を見分ける特徴が詰まっています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
本種が見つかったサンタ・バルバラ山地国立公園では、2011年の公的監査が、標高1800メートルを超える場所の農地化と森林の減少を確認しています。監査は、失われた森林を回復し、農地利用の状況を調べるよう提言しました。