記載されたオスとメスでは、暗い茶色の腹部に明るい丸い斑点が散らばっています。
頭の上には短い棘が6本あります。頭から胸をおおう部分、大きなあご、脚は赤みのある茶色で、脚には濃い色の輪模様があります。
Madagascarchaea legendreiのメスには、オスより体が大きいものがいます。一方、いちばん前の脚の、つけ根に近い長い節は、オスとメスでよく似た長さになります。体の長さと脚の一部分を比べると、オスとメスで体つきの違いが見えてきます。
二〇一八年の研究では、オス五頭の体長は約一・五〜一・七ミリメートル、メス五頭では約一・八〜二ミリメートルでした。ところが、前脚の長い節の平均は、オスが二・三二ミリメートル、メスが二・二九ミリメートル。体長には差がある一方で、この節の平均の長さは近い値でした。
頭から胸をおおう部分の長さに対するこの節の長さも、オスでは約三〜三・七倍、メスでは約二・七〜三倍と報告されています。ラノマファナ国立公園の小さなクモを詳しく測った資料は、体全体の大きさだけでは表しきれない、脚との釣り合いの違いを伝えています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
本種の標本が得られているラノマファナ国立公園について、管理団体は、樹木の選択的な伐採や竹の採取、金の採掘を主な圧力として挙げています。同団体によると、二〇一七〜二〇二二年の事業では巡回や生態調査、植林が行われました。本種については、山地雨林の採集地点と枯れ葉のある場所を継続して調べ、生息状況を確かめる方法が考えられます。