常緑林や竹林に暮らすミヤマテッケイの仲間です。中国で記録された指名亜種には、黒い縞のある背と栗色の胸があります。
指名亜種はオリーブ褐色の背に黒い横縞があり、胸は栗褐色です。脇には白い丸斑と太い黒い縁があり、オスの羽色はメスより鮮やかです。
チャムネミヤマテッケイは、東南アジアなどの森林に暮らす鳥です。森の地面を歩き、木々の下の空間を使います。ラオスのナムハ保護区にも生息し、常緑の広葉樹が茂る森の中で姿を見せます。地面の近くで暮らす鳥には、木の幹の間や低い植物の下にも、日々を過ごす場所があります。
2021年に発表されたナムハ保護区の研究では、この鳥が五回、別々の撮影機会に写っていました。すべて同じ場所で、撮られたのは2014年の三月と四月です。その地点は標高六百九十四メートル、近くの村から約三・二キロ離れ、周囲の森林の広がりは八〇%とされました。
それぞれの映像には、一羽でいる姿が写っていました。二回は朝九時ごろ、残る三回は午前十一時から午後三時三十五分の間です。この場所では、朝から昼すぎにかけても地面を歩いていました。森の中で見つけにくい鳥の昼の足どりが、同じ場所に置かれたカメラに残されました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
ナムハ保護区の研究者は、ミヤマテッケイの仲間で撮影が少なかったことを踏まえ、狩猟や森の悪化への懸念を挙げています。保護区の巡回や、わなの撤去、違法な野生動物の販売を抑える活動が提案されています。自然の森を保ち、鳥の分布や姿が見られる場所を継続して確かめることも、地域の保全に挙げられています。