ユーラシア南部に由来する鳥で、北米西部では導入された個体群が岩の多い乾燥地にすみます。
砂色の体に、脇の太い黒い縦じま、目からのびる黒い線、赤いくちばしがあります。丸い頭とふっくらした体つきです。
イワシャコは、乾いた岩の多い斜面や、低い茂みのある土地を歩いて暮らします。植物の種や芽、葉のほか、昆虫も食べます。地面のくぼみに巣を作り、茂みや草の下に隠します。地上を使う鳥の翼には、空を飛ぶ動きに加え、成長の途中から足の動きと組み合わさる働きがあります。
2009年の研究は、飼育したひなの坂を登る動きと、高い所から下りる動きを、高速カメラで調べました。坂を登る三羽は、ふ化の翌日から五十八日目まで繰り返し撮影されています。生まれて一〜三日目には、翼を地面につけ、足と合わせてはうように登る姿が見られました。
八日目ごろになると、左右の翼をそろえて羽ばたく動きが使われました。まだ十分に飛べないひなも、翼と足を同時に使い、急な坂を上がります。下りる際にも羽ばたきで落ちる勢いを弱め、足から着地する動きが育ちました。この研究で水平に飛べるようになったのは約二十日目で、それ以前から翼は移動に役立っていました。
IUCNレッドリスト · 低懸念(LC) · 世界
2018年のIUCN世界評価の2019年改訂版は、イワシャコを低懸念とし、数の動向を安定としています。アゼルバイジャンでは生息地の減少や強い狩猟が脅威とされ、ほかの地域でも生息場所の悪化が挙げられています。重要な生息地の保護と、農薬の影響を確かめることが提案されています。