背中の青色と腹の黄色が鮮やかな、南米の大きなインコです。
顔の皮膚は白色で、目のまわりには細い黒い線のような模様があります。
ルリコンゴウインコは、頭の羽を寝かせたり、ふくらませたりできます。目のまわりの羽がない皮膚も、赤みを変えることがあります。声だけでなく、顔の見え方にも変化がある鳥です。
フランスの動物園では、まだ繁殖年齢に達していない一~四歳の五羽を対象に、二〇一七年四~五月に観察が行われました。慣れた飼育員が二分間、鳥を見て話しかけ、その後に二分間、背を向けました。向き合っている間は、頭頂部の羽がよりふくらみ、目のまわりも赤みが強いと判定されました。一方、背を向けられると、服をつかむなどして飼育員に近づこうとする行動が増えました。
首の後ろの羽の状態は、向き合う場面と背を向ける場面で、はっきりした違いが認められませんでした。頭頂部と首の後ろで、反応に違いがあったのです。羽や皮膚の変化が気持ちや相手への合図とどう結び付くのか、著者らは今後の課題に挙げています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
トリニダード島のナリバ湿地では、捕獲で姿を消した鳥を戻す取り組みとして、一九九九~二〇〇四年にガイアナの野生由来の鳥が放されました。二〇一三年の実施者報告は、放鳥後の繁殖と、訓練を受けた周辺住民による見守りを記しています。一方で、ひなを狙う密猟と巣のある木の伐採が課題とされました。著者らは、放鳥の方法を詳しく残し、その後の生存や繁殖を継続して確かめる計画の整備を求めています。