ミオンボの広葉樹林にすむ鳥です。茶色の背中と赤褐色の胸を持ちます。
背は茶色く、顔にははっきりした模様があります。胸は赤褐色で、縦じまがありません。
この鳥のひなは、巣を離れて間もない時期にも親から餌を受け取ります。ミオンボ林に暮らす虫食いの鳥で、子育ての時期には、木に新しい葉が出る季節の虫が餌になります。
タンザニアでの繁殖を報告した二〇〇七年の論文には、二つの観察が紹介されています。一つは、一九九〇年十一月二十一日、タンダ・ムブガで、成鳥が巣立ち直後のひなに餌を与えていたというものです。著者は、この観察から、卵が産まれたのは十月下旬ごろだったと推測しました。
もう一つは、二〇〇五年十一月二十四日に見つかった巣です。ゴンベ川の西岸の開けたミオンボ林で、折れた小さな木の幹の、地上約二・一メートルの場所にあり、三つの卵が入っていました。巣立ったひなと、まだ卵のある巣という、子育ての異なる場面が、この鳥がタンザニアでも繁殖することを示す手がかりになりました。
IUCNレッドリスト · 低懸念(LC) · 世界
二〇二四年六月十二日の世界全体を対象とした評価では、現行の学名Tychaedon barbataで、低懸念(LC)に分類されています。BirdLife Internationalは、分布域が広く、減少や大きな脅威を示す証拠がないため、個体数は安定していると推測しています。世界の総個体数は未算定です。繁殖する林や古い観察地での生息状況を継続して調べることが、地域ごとの変化を知る手がかりになります。