ホンジュラス北西部のオモア山地で記録されたトガリネズミです。標本はクスコ国立公園周辺の標高1500〜1620mにある湿った場所から採集されました。
背面は濃い灰褐色で、毛の根元は銀灰色、先端は濃色です。腹側はやや淡く、幅広い前足と長く幅のある爪を持ちます。
この種が見つかったクスコ国立公園の場所には、同じ仲間のクリプトティス・メリアミもいました。小さなトガリネズミが二種、同じ山の森に暮らしています。両者を比べると、本種は平均して体が大きく、前足の幅が広く、つめも長くて幅広い姿をしています。
2015年の研究は、標本の前足をエックス線で写し、指を形づくる骨まで測りました。本種では手のひらや指の根元に当たる骨が短く幅広く、上腕の骨も太く、張り出した部分が発達しています。森の隣人との違いは、毛に隠れた骨にも表れていました。
暮らしの記録には、1994年十二月十一日に乳を出していたメスも登場します。湿った山の森で、十二月に乳を出していたメスがいたことを伝える、小さな繁殖の手がかりです。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
生息地のクスコ国立公園では、現地研究者が2010年から2015年の間に森林伐採地が増えたことを報告しています。調査団体は、森を守る地域住民の巡回や、森林の水源としての役割を伝える活動を紹介しています。