メキシコの高山林で暮らすウズラの仲間です。長い尾と赤いくちばし・脚が目を引きます。
長い尾には12枚の尾羽があり、立てられる冠羽もあります。くちばし、脚、目の周りの皮膚は赤く、のど・額・耳の羽は黒色です。オスとメスの羽色は似ています。
オナガウズラはメキシコだけに暮らす鳥で、山地の森林にある、低い木の茂った場所を使います。ミチョアカン州では、先住民の共同体が木材生産のために管理する森にも生息しています。人が木を利用する森林の中で、この鳥は場所ごとに違う数で暮らしていました。
研究者たちは1998年から2000年の三月から十月に、ヌエボ・サン・フアン・パランガリクティロの森林を調べました。録音した声に応じる鳥を数え、距離も使って生息密度を求めたところ、調査した森林全体では一平方キロメートルに約二十一羽という推定になりました。
植物のまとまりを三つに分けると、密度の推定値にも違いがありました。湿り気があり、枝葉が何層にも重なる森を中心とする二つのまとまりでは、より高い値になりました。研究者たちは、こうした森を保護の中心に据えることを提案しています。森林を使い続ける土地で、鳥の居場所も具体的に選び出した調査です。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
2004年の研究は、生息地の消失や変化を保全上の課題として扱っています。木材を生産する共同体の森林でも、湿った森と地面近くの茂みが重要です。研究者たちは、保護区に加えて、日常的に木を利用する森林での保全にも力を向ける必要を述べています。