マダガスカルの森林にすむ、夜に活動するキツネザルの仲間です。長く細い中指を使い、木の中の虫を探します。
大きな耳と長い指を持ち、中指はほかの指より細くなっています。体は暗い毛で覆われ、ふさふさした尾があります。
アイアイの手首には、小さな「偽の親指」があります。2019年の解剖研究では、おとな6頭と未成熟の個体1頭の手首と手を調べ、すべての標本でこの指を確認しました。骨の一部が大きくなった部分と、軟骨の伸びた部分でできており、三つの筋肉がつながっています。手のひらには独自の小さなふくらみがあり、指紋の模様も他の指とは別でした。これまで霊長類では知られておらず、研究者はアイアイを初めての例として報告しました。
筋肉の配置から、この指は外側や内側に動かし、他の指と向かい合わせられる可能性があります。細長い中指は木をたたき、穴から幼虫を探すことに特化しています。研究者は、この指が握る働きを補うのではないかと考えています。
IUCN Red List of Threatened Species · 絶滅危惧(Endangered, EN) · 世界全体
森の減少と狩猟が脅威です。一部の地域では、畑の作物を食べることや、不吉な動物という言い伝えを理由に殺されます。
IUCNの2020年版世界評価では、アイアイは絶滅危惧(EN)です。2018年5月7日に評価され、個体数は減少傾向とされました。評価では過去36年間で個体数が50%以上減ったと推定し、主な要因に生息地の広さや質の低下と、持続できないほどの狩猟を挙げています。