パプアニューギニアの雨林で、枝を登って暮らすカンガルーです。
赤褐色の柔らかな毛に覆われ、背には金色の筋が並びます。長い尾と曲がった爪を持ちます。
セスジキノボリカンガルーが属するグッドフェロー群では、種類どうしの関係を調べるための標本が少なく、分類を決めるのが難しいことがありました。Eldridgeらは博物館の標本を加え、まだ調べられていなかったセスジキノボリカンガルーの亜種も含めて、ミトコンドリアDNAの三つの場所を比べました。
解析では、亜種グッドフェローイとビュルゲルシイが近い仲間としてまとまりました。一方、二つの亜種の遺伝情報には大きな違いがあり、外見はよく似ていました。研究者は二つを別の種にはせず、同じ種に属する二つの亜種として扱う現在の分類を保つことを提案しました。今後は、より多くの標本を使った詳しい分析が必要だと著者らは述べています。
IUCNレッドリスト · 絶滅危惧(Endangered, EN) · 世界全体(Dendrolagus goodfellowi)
IUCNの世界評価では、セスジキノボリカンガルーは2016年6月に絶滅危惧(EN)と評価されました。個体数の傾向は減少と記録され、過去3世代(約30年)で少なくとも半数が減ったと見積もられています。狩猟と生息地の質の低下が、減少の主な要因に挙げられています。