オオホオヒゲコウモリは、ヨーロッパ西部・中部・南部と小アジアに分布する大きなコウモリです。
ホオヒゲコウモリ属の中でも大きく、長く幅広い鼻と耳、短く密な茶色と灰色の毛を持ちます。
ブルガリア北東部のOrlova Chuka洞窟では、繁殖を終えたオオホオヒゲコウモリのメス34頭に、音と動きを記録する器具が取り付けられました。コウモリは洞窟や放された場所から採餌地へ移動し、夜明け前にねぐらへ戻ります。記録された行動には、空中の虫を追う方法と、地上の虫を拾う方法がありました。
一晩の平均捕獲数は空中の小さな虫25匹、地上の大きな虫29匹で、捕獲成功率は空中76%、地上30%でした。地上の獲物は3〜20倍大きく、夜の餌摂取量の85%を占めました。GPSを付けた7頭では、地上採餌の成功率は開けた畑で48%、森林で12%でした。低い成功率を補う大きな獲物と、場所を選ぶ行動の組み合わせが見えます。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
ブルガリア北東部のコロニー周辺では、GPSを付けた7頭の地上採餌行動は森林内より開けた畑で成功しやすく、複数回攻撃した行動に限ると成功率は48%対12%でした。開けた採餌地とねぐら周辺の森林の両方を保つことが、この地域の餌探しの場を支える手がかりになります。