本州の森林の土の中で暮らすモグラです。黒から暗灰色の毛と、毛のない黄褐色の鼻先や手足が特徴です。
毛は黒から暗灰色で、毛のない鼻先や手足は黄褐色です。
京都で見つかったミズラモグラの子どもは、巣の中で体を寄せ合っていました。2007年五月の京都の巣には、まだ生後十日ほどと推定された三頭がいました。上をおおう巣材が外されると、子どもたちは体を回しながら、互いの下にもぐり込もうとしていました。
京都大学芦生研究林の標高735メートルにあるこの営巣地では、研究者が長く観察を続けていました。六月17日に再び調べると、毛のよく生えた子どもが二頭残っており、そのうち一頭を室内へ移して観察しました。捕獲した直後はほとんど食べなかったものの、翌朝には短く切ったミミズを食べ、切断したミールワームも吸うように食べました。巣内での身の寄せ方と、巣立ち前の一頭が固形の餌を口にした姿が、日付とともに記録されています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
京都府の2015年の種別解説は、環境変化によって他のモグラ類が生息域へ入り、本種と置き換わるおそれを挙げています。府内の分布を確かめ、その範囲の森林環境を守ることを、必要な保全策として提案しています。