豪州では、乾いた草地で群れを作り、草の種を食べる小鳥です。
豪州の野生個体は主に灰色で、目の下に黒い線があります。成鳥のオスのほおは橙色がかった茶色で、メスにはこの色のほおがありません。
インドネシアのセマウ島を訪れた鳥類調査では、1989〜1991年の計18日と2012年の2日間に、島の鳥の記録が集められました。キンカチョウは耕作地、村の庭、草地でよく見られ、小さな水たまりにも集まっていました。群れは最大40羽ほどで、2012年にも村の草地や道路沿い、サバンナで多く記録されました。
乾燥した地域では、水場や草のある開けた場所が日々の居場所を形づくることがあります。ただし、これは限られた訪問日で行われた島の記録です。島全体の個体数や、現在までの増減を測った調査ではありません。身近な景色の記録が、地域ごとの暮らし方を知る手掛かりになります。季節や訪問年をそろえた再調査があれば、今回の記録と現在の環境を比べやすくなります。
IUCN Red List · Least Concern (LC) · Global
IUCNレッドリストでは、キンカチョウは2018年に世界全体で低懸念(LC)と評価され、個体数の傾向は安定とされています。セマウ島の調査では、耕作地や村の庭など人の暮らしに近い場所でもよく見られました。ただし、島での観察記録は種全体の評価や現在の個体数推移を示すものではありません。乾燥地の水場や開けた草地の変化を地域単位で把握することが、暮らしの場の変化を見る助けになります。