北半球の寒い地域にすむイタチの仲間です。体はがっしりし、頭が大きく、耳は小さく丸い形です。
褐色から黒褐色の毛に、肩から体の横を通り尻へ続く淡い帯があります。短い足は力強く、雪の上を動くのに役立ちます。
雪深い山や岩場で巣が調べられてきたクズリ。では、カナダ・アルバータ州北部の低地林では、メスはどんな場所に巣をつくるのでしょう。2015〜17年の冬、研究者は4頭のメスを追跡し、8か所の巣を確認しました。うち7か所は成熟したトウヒ林にありました。傾いたり倒れたりした木の根が地面を持ち上げ、苔に覆われた盛り土の中に空洞をつくっていました。残る1か所は、朽ちた伐採木の下です。
調査地では春に雪が残った範囲は1%未満で、巣から最も近い春雪までの距離は平均15.19キロでした。気象観測所で記録された12〜3月の最大積雪深は32〜51センチでした。低地のトウヒ林では、木の根元にできた空間が巣として使われていたことが分かります。
IUCNレッドリスト · 低懸念(LC) · 世界全体の種評価(Gulo gulo)
IUCNレッドリストの世界評価では、クズリは低懸念(LC)です。評価日は2015年5月15日、公開年は2016年で、記録には更新が必要との注記があります。
カナダでは、COSEWICが2014年5月にクズリを特別懸念(Special Concern)と評価しました。2025年版のカナダの種リストでも、最新の評価日は2014年5月とされています。2014年の報告は成熟個体数は1万頭を超える可能性が高いと推定する一方、南部での減少と、個体数の推移を示す情報の少なさを挙げています。