ニシメガネザルは夜に木の上で過ごす小さな霊長類です。大きな目で周囲を見ながら、枝から枝へ跳び移り、昆虫などをとらえます。
目が大きく、灰色から茶色の毛があります。長い尾はうろこ状で、先に毛の房があります。
ボルネオメガネザルのボルネオ亜種を、マレーシア・サラワク州の大学キャンパスに残る二つの森で調べた研究があります。捕獲努力量から推定した密度は、二次林で1平方キロあたり38頭、植栽による修復林で28頭でした。ただし捕獲されたのは二次林で14頭、修復林で2頭です。
分布はどちらの森でも一様ではなく、個体がまとまっていると研究は報告しました。修復林にも記録があったことは興味深い一方、二頭だけの結果から自然林と同じ働きをすると言い切ることはできません。森の成り立ちと調査方法を記録し、季節を変えて、より広い範囲で調べることが次の手掛かりになります。捕獲のしやすさも環境で異なるため、密度値だけで森の質を順位づけることはできません。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
サラワク州の二つの調査区では、ボルネオ亜種が二次林と植栽による修復林の双方で確認されました。一方、修復林で捕獲されたのは二頭で、密度推定も調査範囲や地形、捕獲方法の影響を受けます。修復林が自然林と同等だと示す結果ではありません。林の履歴を分けて季節ごとの調査を続けることが、局所の利用状況を確かめる助けになります。種全体の個体数や正式な区分は評価していません。