翼の白い斑点が目印の小鳥です。日本では主に冬に見られ、農地や河原、明るい林の縁を利用します。
頭のてっぺんはオスが灰白色、メスが灰褐色です。枝にとまってお辞儀をするように体を動かし、尾を振ります。
冬鳥として知られてきたジョウビタキは、近年、日本でも繁殖域を広げています。長野県・霧ヶ峰の調査では、2013〜2019年に巣が確認された25棟と、一度も確認されなかった46棟を比べました。人がよく使う建物ほど、巣場所に選ばれやすい傾向がありました。
ところが、巣の周囲80メートルでは、建物が占める土地が多いほど繁殖場所に選ばれにくい結果でした。巣そのものは人が使う建物で見つかりやすい一方、周辺の建て込みは少ないほうが選ばれていたのです。著者らは、人の活動が捕食者を遠ざける可能性や、新しい大きな建物には巣穴になるすき間が少ないことを考えています。森や草地の量による差は見つかりませんでしたが、森の多い調査地ではその重要性を評価できなかったとしています。
IUCNレッドリスト · 低懸念(LC) · 世界
世界全体では、IUCNレッドリストの2024年評価で低懸念(LC)とされています。世界の個体数は分かっていませんが、分布域が広く、個体群の傾向は安定していると見られています。