オナガマーモットは中央アジアの高山草原にすむ大型のリスの仲間です。
マーモット類はずんぐりした箱形の体で、地面を掘るための太い脚とかぎ爪を持ちます。オナガマーモットは長い尾が特徴です。
オナガマーモットは中央アジアの高山に暮らし、地面に巣穴を掘ります。タジキスタン東部パミールの氷河谷では、巣穴から最大20メートルまでの範囲で植物と糞を調べ、養分と植生を測りました。調査地は標高約4,100〜4,400メートルの乾燥した谷でした。植物体の窒素同位体と糞の値も巣穴ごとに比べ、航空写真で谷の植生分布を記録しました。
巣穴の近くで窒素とリンが増えた植物は、調べた六種のうち一種でした。その一種は Erysimum altaicum です。巣穴の盛り土に植物は生えず、土の植生被覆と巣穴の関係も弱い結果でした。水が乏しい谷では、マーモットの活動で土に養分が加わっても、植物の成長は水の量に強く左右されていました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
タジキスタン東部の乾燥した谷では、巣穴の近くで養分が増えた植物は六種中一種でした。水の乏しさが植物の成長にも関わっていました。