レンジャクバトは、細い黒い冠羽と、驚いて飛ぶ時に羽から鳴る口笛のような音が特徴のハトです。
頭に細い黒い冠羽があり、灰褐色の体の腹側はピンクがかっています。翼には黒い帯と緑・紫に光る部分があります。
レンジャクバトは、メルボルン東部へ比較的新しく進出したオーストラリアの在来種です。研究者は都市に長く暮らすカワラバトとチュウゴクキジバトを比べ、人が近づいたときの三種の反応を調べました。採食中の鳥が逃げ始める距離と、周囲を警戒する時間を記録しています。
レンジャクバトは人が近づくと、主に短い距離を走って離れました。逃げ始める距離はカワラバトより長く、チュウゴクキジバトとは差がありませんでした。警戒に使う時間はカワラバトより長く、チュウゴクキジバトと同程度でした。都市に定着した年数だけでは、接近への反応の違いを説明できませんでした。カワラバトは歩いて離れ、チュウゴクキジバトは主に遠くまで飛んで離れました。 カワラバトは歩いて離れ、チュウゴクキジバトは主に遠くまで飛んで離れました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
メルボルン東部に比較的新しく進出したレンジャクバトと、都市に長く暮らすカワラバト、チュウゴクキジバトの採食中の反応を比較しました。人が近づいたときの平均逃避距離はレンジャクバト13.4±0.6m、カワラバト5.3±0.4m、チュウゴクキジバト14.0±0.7mでした。レンジャクバトは走り、カワラバトは歩き、チュウゴクキジバトは遠くまで飛んで離れる傾向でした。警戒時間はレンジャクバトとチュウゴクキジバトで同程度となり、カワラバトより長く記録されました。人の人口密度が高い場所ほどカワラバトの逃避距離が短くなる関係も示されました。3種を比べた分析では、逃避距離の違いを最も強く説明したのは種でした。