長く細い翼で海の上を飛び、海面の餌を探すアホウドリです。
成鳥は頭や体が白く、頭の上から首の後ろに金色がかります。大きなピンク色のくちばしがあり、若い鳥は黒褐色です。
鳥島の繁殖地を一つ増やす取り組みでは、最初の一つが次第に大きな集団へ変わりました。火山噴火の危険を分散するため、島の初寝崎に社会的誘引で新しい営巣地を設け、1995〜2003年は毎年1つがい、2004年は4つがいが繁殖しました。その後はつがい数が年平均29.1%で増え、2018/19年には389つがいが産卵し、285羽のひなが巣立ちました。
とはいえ、この新営巣地の増加の多くは、同じ鳥島にある燕崎の集団から移り住んだ結果と研究者はみています。初寝崎で生まれ、色脚環を付けたひな791羽の追跡では、初めてこの場所を訪れる平均年齢は3.4歳、初繁殖は6.2歳でした。新しい繁殖地の定着には世代の時間がかかり、ひとつの場所のつがい増加が、世界全体の増加と同じとは限らないことがわかります。
IUCNレッドリスト · 危急(Vulnerable, VU)、D2 · 世界全体(種レベル)
BirdLife InternationalのIUCN世界評価では、アホウドリは2018年8月7日時点で危急(VU、D2)とされ、個体数傾向は増加、成熟個体数は1,734羽と推定されました。繁殖地点は世界で2か所と記録されています。鳥島の初寝崎では2018/19年に389つがいが産卵しましたが、この現地調査は2018年の世界評価より後の繁殖期を含みます。局地的な繁殖記録と世界評価は、対象範囲と時点を分けて読む必要があります。