黒い顔に白い鼻の点と頬の毛があり、尾の裏の栗色が目印のサルです。熱帯林の樹冠を中心に暮らします。
おとなでは、黒い顔、青みがかった目の周り、白い鼻の点と頬毛、尾の裏側の栗色が目立ちます。
タンザニアのイッサ渓谷では、アカオザルが川沿いの森とミオンボ林をどう使い分けるか、2016年から2023年の行動記録をもとに調べられました。研究者は行動位置から中心的に利用する範囲を推定し、季節や年による変化を比べました。森と林地が入り交じる環境で、どちらの場所をどのように利用するかが分析の焦点です。
中心範囲の広さと季節ごとの重なりには、大きな違いが見られませんでした。樹皮、花、熟す前の果実を食べた日はミオンボ林を使う傾向が強く、熟した果実は川沿いの森の利用と結びついていました。食べものに応じて植生の異なる場所を行き来する姿から、アカオザルの暮らしを支える環境は樹冠のある森だけでなく、周囲の林地も含むことが分かります。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
アカオザルは樹皮・花・未熟果を食べる日にミオンボ林を使い、熟した果実を食べる日は川沿いの森を使う傾向がありました。食物と植生の利用が結びついた観察結果です。