黒褐色の毛に白い毛先が混じり、霜をかぶったように見えるコウモリです。
体の毛は暗い色ですが、白い先端を持つ毛が多く、まだらな印象になります。
夕暮れの橋で暮らすヒナコウモリは、季節によって飛び立つ時刻を変えていました。中国東北部の高速道路橋で2019〜2021年に記録された140回の初出巣のうち、授乳期には44回/67回(65.67%)が日没前でしたが、授乳後は5回/73回(6.85%)でした。著者らは、子を育てる時期の大きなエネルギー需要が、明るさの残る時間にも採餌へ向かわせると考えています。
群れの半数が出る時刻はハヤブサが狩りをしていると早まり、最後に戻る時刻は夜明けに捕食者がいると遅くなりました。光の強さも関係しましたが、夕方の出発と明け方の帰巣では影響の現れ方が異なります。繁殖段階、光、捕食者の動きが重なり、橋のすき間から始まる毎夜の活動を形づくっていました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
中国東北部・黒竜江省の一つの高速道路橋では、14のアーチのすき間が夏の繁殖ねぐらとして使われていました。2020年8月に3つのアーチを調べ、平均約450頭をもとに橋全体を約6,300頭と推定しています。全アーチを直接数えた値ではありません。コロニーは6月中旬ごろに到着し、9月末までに離れたと記されています。2018年8月中旬には、ハヤブサがねぐら付近でコウモリを捕らえる様子も観察されました。これらは一つの橋で得られた、時期を限った記録です。種全体の現行の正式な保全区分と評価日は、確認した資料から特定できていません。