白い体と黄色い冠羽が目印の、大きなオウムです。
くちばしは暗い灰黒色で、翼の裏にも淡い黄色があります。オスとメスの見た目はよく似ています。近くで見ると、メスの目は赤褐色で、オスはより濃い褐色です。
シドニー西部のキバタンには、人用の水飲み場の栓を自分で回して水を飲むものがいます。一方の足で栓をつかみ、もう一方の足で水の出口などを支え、体重をかけて回します。栓がばねで戻らないように押さえたまま、頭を横へ向けて流れる水にくちばしを寄せます。
2025年に公表された研究では、2019年8月29日から10月11日まで、水飲み場を自動カメラで撮影しました。44日間に栓を操作しようとした場面は525回あり、約41パーセントで水を出せました。色で目印を付けた個体では、24羽のうち17羽が操作を試みています。足とくちばしをどこへ置き、どう動かすかには、一羽ごとの特徴もありました。周りにほかの鳥が少ないときほど成功しやすく、水飲み場の周囲では順番を待つ姿も見られました。鳥たちは人のために作られた設備を、足とくちばしと体の重さを組み合わせて使っていたのです。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
人の暮らす地域では、キバタンが農薬によって傷つく事例もあります。ニューサウスウェールズ州環境保護庁は2024年10月、サザーランド地域で、少なくとも22羽のキバタンが病気または死亡した状態で見つかったと公表しました。毒性検査で殺虫剤による中毒を確認し、野生動物救護団体、自治体、国立公園担当機関、タロンガ動物園と連携して発生源を調べ、住民へ情報提供を求めました。地域での被害の確認と原因調査による保護の取り組みです。