Dasycercus hillieri(Ampurta)は、オーストラリア中部の乾燥地にすむ小型の肉食性有袋類です。2023年の標本研究は、長くD. cristicaudaに含められていた現生個体群を本種として区別しました。
尾は胴に近い側が赤褐色で、先側のおよそ3分の2は黒く、その背側に長い毛が並んで房状の筋をつくります。現生の同属種D. blythiより大きく、頭骨と歯にも違いがあります。ただし尾の房は本種だけの特徴ではありません。
2025年の研究は、現在の本種を主にシンプソン・ストルゼレッキ砂丘地域に分布するものとして扱っています。近縁のD. blythiとともに見られる地域では、本種はスピニフェックス(Triodia属の草)が多い砂丘の尾根を利用すると説明しています。これは両種が重なる地域の生息環境の記録で、分布域全体の好みや食性を示すものではありません。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。