アフリカの草地や林などにすむ、背中に針を持つ小さな哺乳類です。
背中の針は、毛が変化して硬くなったものです。危険を感じると丸まり、やわらかい腹を内側に隠します。
中国の研究チームは、ヨツユビハリネズミに重症熱性血小板減少症候群ウイルスを注射し、冬眠と血液中のウイルスの関係を調べました。冬眠しない10匹では、血液中にウイルスが見つかった期間は9〜11日でした。別の4匹は注射後、4℃に保って冬眠を促しました。2匹は15日目に目覚め、その時も血液からウイルスが見つかりました。残る2匹は30日目まで冬眠を続け、30日目の検査でも血液中にウイルスがありました。この4匹のウイルス量は、冬眠しない個体で記録されたピークと近い値でした。
この実験結果から、研究者は、冬眠によってウイルスが血液中に残る期間が延び、野外で冬を越す助けになる可能性を示しました。野外でも同じように働くかは、さらに調査が必要です。研究では、ダニとの感染のやりとりも飼育下で調べられています。
IUCNレッドリスト · 低懸念(Least Concern, LC) · 世界全体(Atelerix albiventris)
Mammal Diversity Databaseの現在の種情報では、ヨツユビハリネズミは世界全体でIUCNレッドリストの低懸念(LC)に分類されています。IUCNの種別記録は2016年版です。