ヒメオオモズは、開けた農地や草地で大型の甲虫などを捕るモズです。ヨーロッパの繁殖地から南部アフリカへ渡ります。
成鳥は灰色の頭と背、黒い翼と尾、くちばしの上まで広がる黒い顔の帯が目立ちます。翼の付け根には白い斑があります。
クリミア半島のヒメオオモズを238回観察し、人の接近に対する反応を分析しました。鳥が飛び立った瞬間の人との距離を測り、「飛翔開始距離」として記録しました。さらに、接近を始めた距離、接近方向、農村か郊外か、止まり木の高さとの関係を調べました。
飛翔開始距離は、人が近づき始めた距離と有意に関連しました。直進と斜めの接近、農村と郊外の区分、止まり木の高さとは有意な関連がありませんでした。著者は、農村の小型鳥では、接近を30メートル離れて始める一般的な目安でも短い場合があると指摘しました。さらに、クリミア個体群の人への反応は柔軟性が低いと解釈し、保全管理との関係を論じています。論文は本種を減少傾向の鳥として紹介しました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
クリミア半島の238回の観察では、ヒメオオモズが飛び立つまでの距離は、人が近づき始めた距離と有意に関連しました。接近方向、農村・郊外の区分、止まり木の高さとの関連は有意ではありませんでした。論文は、農村の小型鳥に広く使われる30メートルの接近開始距離が不十分な場合もあると指摘しました。