イベリアミズハタネズミは水辺で暮らす半水生のげっ歯類です。川岸の草や葉を食べ、柔らかい岸辺に巣穴を掘ります。
短く密な茶色の毛が耳を一部おおい、腹側は灰色がかった黄色です。
ポルトガル南西部の地中海性農地で、研究者は土地利用の異なる75の土地モザイクを調べました。各モザイクは半径500mの円で、雨季に37地点、乾季に38地点を一度ずつ調査しました。各円は約78.5haで、中心間は2km以上離れていました。水辺の草地を413の生息地パッチとして記録し、調査範囲の2.5%を占めました。イベリアミズハタネズミは44の土地モザイク、158のパッチで確認されました。
水辺植生の総量とパッチの平均面積が大きい地域ほど、占有されたパッチの割合は高く、パッチ同士が離れるほど低くなる傾向がありました。農地の利用状況との関係は弱めでしたが、乾季にはパッチの平均面積や灌漑農業との関係が強まりました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
研究者は、灌漑農業が広がる乾燥地でも、農地に湿った草地のパッチを残すことがイベリアミズハタネズミの生息を支えると結論づけました。乾季にはパッチの広さとの関係が強まりました。