大きなくちばしの上に、さらに大きなふくらみがある鳥です。
体は黒と白で、白い尾には黒い帯があります。成鳥の目はオスが赤く、メスが青みがかった白です。
オオサイチョウは、アジアの森林で果実や小さな動物などを食べる大きな鳥です。実った木には、つがいや小さな群れが集まることがあります。広い森林と、大きな巣の場所を作る木が暮らしを支えます。木を切ることは、餌と子育ての両方の場所を失う問題につながります。
インド北東部のパッケ周辺では、地域の人がサイチョウの巣のある木を巡回し、守る活動に参加しています。保全事業が見守りの仕事に賃金を支払う仕組みです。ここにはオオサイチョウを含む複数のサイチョウ類が暮らし、鳥の子育てを守る仕事が、人の生活も支えています。
マレーシアでは、自然の巣を守る取組に加え、人工の巣を増やした例も報告されています。2022年の報告では、トレンガヌ州に二つの人工巣が設置されました。森林の分断や狩猟が課題となる中、巣の選択肢を残し、地域や保全団体が協力する取組が続いています。
IUCNレッドリスト(保全機関の種紹介掲載) · 危急(VU) · 世界
森林の減少と分断、狩猟などが脅威です。巣のある木を守る地域の活動や人工巣の設置、飼育下で遺伝的な多様性を保つ協力繁殖が行われています。