地中海沿岸や北西アフリカなどに分布する大型のカモメです。成鳥は灰色の背と黄色っぽい脚を持ちます。
成鳥は背が中くらいの灰色で、脚は黄色っぽいです。幼鳥は近縁の大型カモメに似ており、見分けに注意が要ります。
アドリア海沿岸の九つの繁殖地で、成鳥のキアシセグロカモメ45羽をGPSで追跡しました。繁殖期に餌を探しに出る距離は、多くの鳥で繁殖地から20〜50キロほどでした。一部はごみ処分場など餌を得やすい場所へ、さらに遠くまで飛びました。調査は2019年から2024年の繁殖期に行われました。
鳥は人工的な場所、農地、水辺をよく使い、森や自然に近い場所はあまり使いませんでした。沖合の離れた繁殖地の鳥は、より長い時間餌探しに出ました。近くの繁殖地同士で餌を探す範囲はほとんど重ならず、主に使う場所ではオスは人工的な場所、メスは海を選ぶ傾向がありました。餌探しの時間は繁殖地ごとに平均6〜14時間で、最長は8日を超えました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
複数年追跡したキアシセグロカモメでは、同じ採餌場所を再び使う個体と、別の場所へ移る個体の両方が記録されました。45羽のうち24羽は1年を超えて追跡され、個体ごとの利用地の変化も調べられました。