北米東部で繁殖する小さなハチドリです。花の蜜を吸うときは空中で止まるように飛び、秋には中米へ渡ります。
オスは緑色の背と赤いのどを持ちます。メスののどにはオスのような赤色がありません。
ノドアカハチドリの秋の渡りは、南の群れが先に進む「連鎖渡り」の形をとるようです。米国アラバマ州のメキシコ湾岸で幼鳥の羽の水素同位体を調べ、生まれた緯度を推定した研究では、緯度30〜35度の個体が主に9月に通過し、40〜50度の個体は主に10月に続きました。小さな羽から旅の出発地を推測できます。
研究者は体重や脂肪の蓄えも測りましたが、これらの値は到着時期の差を説明しませんでした。出身緯度と通過時期の関係は、湾岸中継地で秋の移動を観察することで捉えられました。調査は2010年、2011年、2014年にフォート・モーガンで行われました。羽毛の同位体から出身地を推定し、湾岸での捕獲日の記録と照らしました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
フォート・モーガンでは、2010・2011・2014年に調べた幼鳥の出身緯度と通過時期が結び付き、南東部の個体が9月、北方の個体が主に10月に通過しました。湾岸の中継地で移動時期を継続して調べることが、渡りの利用状況を把握する手掛かりになります。