日本の林や街の木々で見られる鳥です。目の後ろから頬にかけての茶色い部分が目印になります。
目の後ろから頬にかけて、茶色い羽があります。
ヒヨドリには、群れで春や秋の移動をするものがいます。石川県の海岸では、春には北東へ、秋には南西へ向かう群れが飛びます。海岸の林の上を通ることが多く、大きな群れでは一部が海の上を渡る姿もあります。
金沢市から白山市にかけての海岸保安林では、二〇〇四~二〇二四年の渡りが長く観察されました。二〇二四年四月十八日の朝には、午前六時五分から九時十八分までに、二万九千九百八羽の通過が数えられています。途中には、四分ほどの間に二千羽を超える大群も通りました。身近な鳥が、短い時間に空へ集中して現れる朝があったのです。
林の上を飛ぶ高さは、木の上から約五~十五メートルが多く、地上からは約二十~四十メートルでした。渡りの多い日にも、時間によって通る数は大きく変わりました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
二〇二二年に公表された全国繁殖分布調査の分析では、関東以西のヒヨドリは、一九九〇年代と二〇一〇年代を比べると、標高百メートル未満で減り、五百~千メートルでは増える違いがありました。著者らは、地域や標高による変化を捉えるため、身近な鳥の調査や分布調査などを組み合わせ、定期的に確認することを課題にしています。