細長い体と黒い尾先を持つイタチの仲間です。夏は背中側が褐色で、腹側は淡い色になります。
スコットランドの山地など寒い地域では、冬に体の毛が白くなるものがいます。その場合も尾の先は黒いままです。
北の森にすむオコジョは、どんな場所を選んで暮らすのでしょう。フィンランド北西部ラップランドでは、1998年と1999年に研究者がメス8頭、オス7頭を捕まえて発信器を付け、行動範囲や活動を追いました。大人のメスは、好んで食べるハタネズミの仲間が最も多い環境で暮らしていました。優位なオスは、メスより獲物が少ない環境を使い、ほかの大人のオスよりは獲物が多い環境を使っていました。
行動範囲の大きさや、よく使う環境にもオスとメスの違いがありました。活動量は両性とも繁殖期より、雪のない繁殖期以外の季節に高くなりました。この研究では15頭のオコジョを2年間追跡し、同じ種の中で場所の選び方が違う様子が記録されました。
IUCNレッドリスト · 低懸念(LC) · 世界全体の種評価(Mustela erminea)
世界全体のIUCN評価では、オコジョは低懸念(LC)です。評価日は2015年5月2日、公開は2016年で、IUCNの現在のページには「更新が必要」と記されています。
2021年版の地域評価は、グレートブリテン全体を低懸念(LC)、ウェールズを準絶滅危惧(NT)としました。ウェールズでは記録区画数が1960〜1992年と2000〜2016年の調査期の間に22%減りましたが、報告書は個体数の動きを判断できる情報が足りないとしています。現在の哺乳類協会の紹介ページはウェールズも低懸念(LC)と記載しており、表示に食い違いがあります。