緑の背中、紫の胸、黄色いおなかを持つ小鳥です。
成鳥の背中は緑、胸は紫、おなかは黄色です。顔には黒や赤などの違いがあり、オスはメスより色が鮮やかです。
コキンチョウは木の穴で繁殖する鳥です。オーストラリアで行われた研究は、約60平方キロメートルの広さで巣の密度と環境を比べ、巣に使える木の穴の数が巣の多さを最もよく予測したと報告しました。一方、約1平方キロメートルの細かな範囲では、調べた環境要因のどれか一つだけで巣の場所を説明できませんでした。
繁殖場所を考えるには、巣穴を持つ木がまとまって残る景観と、個々の穴の形や大きさの両方が関係しそうです。採食地の研究だけでは見落としやすい繁殖環境を示す結果ですが、土地ごとの条件を比べた調査であり、穴の数を増やすだけで個体数が回復すると証明したものではありません。採食場所と巣穴のある林を合わせて見ることで、繁殖期に必要な環境を景観全体で考えられます。
IUCN Red List · Least Concern (LC) · Global
IUCNレッドリストでは、コキンチョウは2022年に世界全体で低懸念(LC)と評価され、個体数の傾向は安定と記録されています。一方、オーストラリアの環境保護・生物多様性保全法では絶滅危惧(Endangered)に指定され、国の回復計画が設けられています。世界全体の評価と、繁殖地を含む国内の法的評価は範囲も制度も異なります。自然の巣穴を作る古木や周囲の環境を保つことが、国内の保全計画で重要な要素です。